[20日 ロイター] - ウクライナのシュミハリ首相は20日、少なくとも150億ドル規模の支援プログラムで国際通貨基金(IMF)と合意することに期待を示した。ゲオルギエワIMF専務理事と会談後に述べた。
ゲオルギエワ氏は20日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)に到着した。この日にはバイデン米大統領が当地を電撃訪問し、支援を表明した。
IMFは17日、ウクライナの経済と欧州連合(EU)加盟を支える全面的融資プログラムの交渉に向けて、事務方レベルの合意で土台が整ったと発表していた。
シュミハリ氏はテレグラムへの投稿で「われわれは全ての構造的目標を達成するなど、モニタリングプログラムの実施で成功を収めた」と指摘。「複数年にわたる150億ドル以上の新たな支援プログラムの開始を模索している」と述べた。
ウクライナはIMFの本格的な支援プログラムを受けて他の援助国が支援を強化することを期待している。同国は今年380億ドルの財政赤字を穴埋めする必要があり、EUから180億ユーロ(193億ドル)、米国から100億ドルを確保している。
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