ウクライナ東部イジュム集団墓地で146遺体確認＝州知事

[キーウ １９日 ロイター] - ウクライナ東部ハリコフ州のシネグボフ知事は１９日、ロシア軍から奪還した同州のイジュム付近の集団墓地で、これまでに民間人を中心に１４６体の遺体が掘り起こされたと明らかにした。

ゼレンスキー大統領はイジュム郊外の森の中で発見された集団墓地に４５０体の遺体が埋められているとの見方を示している。

シネグボフ知事は「遺体の中には手を縛られ、拷問された跡があるもののほか、爆発物による傷や刺し傷があるものもあった」と対話アプリ「テレグラム」に投稿。掘り起こされた遺体には子ども２人が含まれていたという。

ロシア大統領府のペスコフ報道官はこの日、ウクライナ側の主張は「虚偽」との見方を表明。地元住民はこれまでに、森の中に作られた墓地にはロシア軍の空爆で死亡した住民も埋葬されていると語っている。