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ウクライナにF16供与ならNATOの関与が問題に=ロシア

ロシアのアントノフ駐米大使は、ウクライナにF16戦闘機が供与されれば、紛争への北大西洋条約機構(NATO)の関与が問題になると述べた。写真は、F16戦闘機。2015年7月20日にイラク・バラド基地で撮影。(2023年 ロイター/Thaier Al-Sudani)

[22日 ロイター] - ロシアのアントノフ駐米大使は、ウクライナにF16戦闘機が供与されれば、紛争への北大西洋条約機構(NATO)の関与が問題になると述べた。

22日に公開された大使館のテレグラムチャンネルへの投稿で、「ウクライナにはF16を運用するインフラがない。必要な数のパイロットやメンテナンス要員もいない」と指摘。

「米国の戦闘機が、外国の『ボランティア』が管理するNATOの飛行場から飛び立ったら、どうなるのか」と疑問を投げかけた。

バイデン米大統領は19日、ウクライナのパイロットをF16戦闘機で訓練するためのプログラムを支援すると表明。ウクライナのゼレンスキー大統領はF16をロシア領土への攻撃に使わないとバイデン氏に約束した。

アントノフ氏は、ウクライナによるクリミアへのいかなる攻撃もロシアへの攻撃と見なされると指摘。「米国がロシアの対応を十分に認識することが重要だ」と述べた。

ウクライナは、ロシアが2014年に併合したクリミア半島を中心に、ロシアが保有する標的への攻撃を強めている。

アントノフ氏はまた、米政府はウクライナ戦争における自国の政策を主要7カ国(G7)メンバー従わせようとしていると非難。米国はロシアの「戦略的敗北」を望んでいると指摘した。

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