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フィンランドのNATO加盟、確実に脅威=ロシア大統領府

 5月12日、ロシア大統領府のぺスコフ報道官(写真)は記者会見で、フィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟は「間違いなく」ロシアへの脅威であり、NATO拡大は欧州と世界の安定につながらないと主張した。2月撮影。ロシア大統領府提供(2022年 ロイター)

[ロンドン 12日 ロイター] - ロシア大統領府のぺスコフ報道官は12日の記者会見で、フィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟は「間違いなく」ロシアへの脅威であり、NATO拡大は欧州と世界の安定につながらないと主張した。

フィンランドがNATO加盟に向けて取った行動は遺憾であり、ロシアは相応の措置を取ると言明した。

ロシア外務省も、ロシアは「国家安全保障に対する脅威の高まりを阻止するため、軍事技術およびその他の方策を通じ、報復措置を講じる必要がある」とし、「フィンランド政府は、NATO加盟に向けて取った行動の責任と結果を認識すべきだ」と表明した。

フィンランドのニーニスト大統領とマリン首相は12日発表した共同声明で、フィンランドはNATOに「遅滞なく」加盟申請しなければならないと表明した。

これはロシアにとって脅威になるかと問われ、ぺスコフ氏は「間違いない。NATOの拡大は欧州大陸をより安定させたり安全にしたりするものではない」と述べた。

ロシアの対応に関する質問には「全ては(NATOの)拡大プロセスがどうなるか、軍事インフラがどの程度ロシアの国境に近づくかによる」と答えた。

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