[キーウ 20日 ロイター] - 米ファストフードチェーン大手のマクドナルドは20日、2月のロシアのウクライナ侵攻以来閉鎖されていた首都キーウ(キエフ)の3店舗を再開した。
営業は宅配のみだが、市民らは寒さをいとわず店舗に足を運び、数時間にわたって行列を作って直接注文の品を受け取った。
再開により侵攻前の日常の感覚を堪能する人々がいた一方、ロシアでは西側の制裁に伴いマクドナルドが撤退している。
経営学を学ぶ18歳の学生は「戦争の悪い雰囲気と縁を切り、侵攻前に戻りたい。(マクドナルドの)再開は戦争前を象徴するものだ」と語った。
マクドナルドは、今後数週間にキーウとウクライナ西部でさらに店舗を再開する方針を示し、来月には店内での注文と飲食も可能になるとしている。
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