for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ウクライナ大統領、兵器供与の加速呼びかけ ミュンヘン会議開幕

[ミュンヘン 17日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は17日開幕したミュンヘン安全保障会議でオンライン演説し、ロシアの侵攻を打ち負かすために兵器供与を加速させるよう同盟国に訴え、ためらいや遅れは他国の安全保障をも脅かすと警鐘を鳴らした。

ゼレンスキー大統領は旧約聖書で巨人ゴリアテと戦ったダビデを引用し、「決意は決して抽象的なものではない。ダビデがゴリアテを倒したのは話し合いの力ではなく、行動の力によるものだ」と述べた。

西側諸国が重要な決定を渋っていることに言及し、「遅れは常に誤りだ」とし、世界の安全のために「ゴリアテを打ち負かす必要がある」と連携を呼びかけた。

また、ロシアのプーチン大統領が他の旧ソ連諸国に照準を合わせたことは「明白」と述べた。

ミュンヘン会議には世界の国家元首や閣僚ら100人超が出席。ロシアは招待されていない。

ドイツのショルツ首相は「現時点でわれわれにできることは、できる限りの支援をすることだ」とし、ドイツが欧州においてウクライナへの最大の兵器供与国であり続けると表明した。

フランスのマクロン大統領も、ウクライナがロシアに反抗できるよう軍事支援を強化する必要があると強調。「今はロシアと対話する時ではない」とした上で、「われわれは今日(支援や努力を)強化し、長引く紛争に備える用意がある。それがロシアを交渉の席に戻し、永続的な平和を構築する唯一の方法だ」と述べた。

北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は「NATOの同盟国とパートナー国が必要な限りウクライナと共に立ち上がるというのが私からウクライナの人々への最大のメッセージ」と語った。

※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up