[モスクワ 5日 ロイター] - ロシア国営ガスプロムは5日、主要パイプライン「ノルドストリーム1」のポルトバヤ圧縮機ステーションが安全要件を満たしていないとロシア当局から正式な警告を受けたと発表した。
ガスプロムは2日、サンクトペテルブルク近郊のポルトバヤ圧縮機ステーションで主要ガスタービンの油漏れが見つかったとし、問題が解消されるまで「ノルドストリーム1」を介する欧州へのガス供給は再開されないと発表した。
ガスプロムはまた、ノルドストリーム1のタービンのメンテナンスを行ってきた独シーメンス・エナジーの発言として「専門の修理会社でなければ、油漏れの原因を解消することはできない」と主張した。
ガスプロムの声明によると、ポルトバヤ圧縮機ステーションは現在、「危険な」施設になっており、合法的な稼働は不可能という。
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