[ワルシャワ 22日 ロイター] - リトアニアのナウセーダ大統領は22日、バイデン米大統領に対し、バルト3国への高機動ロケット砲システム「ハイマース」や攻撃ヘリコプターなどの追加配備を北大西洋条約機構(NATO)に求めるよう要請したと明らかにした。
ナウセーダ大統領はポーランドの首都ワルシャワで開催されたNATOに加盟する中東欧9カ国の枠組み「ブカレスト9」の会議で要請し、バイデン大統領はコメントしなかったものの、要請を聞きながらメモを取っていたという。
バイデン大統領はブカレスト9で「あなた方はわれわれの集団的防衛の最前線」とした上で、NATOに対する米国のコミットメントは明確で、NATOの隅々まで守ると言明した。
またこの日の会議では一部首脳の間で、リトアニアの首都ビリニュスで7月に開催されるNATO首脳会議後にウクライナがNATO加盟に向け「数歩近づく」見通しについても協議されたという。
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