[モスクワ 22日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は22日、西側の制裁を受けてロシアは貿易と石油輸出の相手をBRICS諸国に切り替えていると述べた。
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成するBRICSの会合参加者向けにビデオ演説し、ロシア市場で中国製自動車の存在感を高める計画や、インドのスーパーマーケットチェーン出店について議論していると明らかにした。
また「BRICS諸国におけるロシアの存在感も高まっている。中国とインド向けのロシア産石油輸出は顕著に増加している」と述べた。
国際的な金融決済の新たな仕組みに関する開発について、BRICS諸国と共同で取り組んでいることも明らかにした。
「ロシア金融メッセージングシステムはBRICS諸国の銀行との接続が可能だ。ロシアの決済システム『MIR(ミール)』は存在感を強めている」としたほか「BRICS通貨バスケットに基づく国際基軸通貨を創設する可能性を探っている」と述べた。
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