[20日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズは20日、ウクライナの外貨建てソブリン格付けを「Caa2」から「Caa3」に引き下げた。見通しは「ネガティブ」。
「ウクライナは大規模な国際的金融支援の恩恵を受けており、当面の流動性リスクは軽減されているが、(ロシアによる侵攻の)結果として政府債務が大幅に増加し、中期的には維持できなくなる可能性が高い」とした。
また、ウクライナでの軍事衝突が当初想定よりも長期化する見通しとし、2022年のウクライナの実質国内総生産(GDP)が約35%縮小すると予想。ウクライナ経済は23年から回復に向かうが、ロシアの侵攻によりウクライナのGDPに恒久的なダメージが及ぶとした。
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