[キーウ 27日 ロイター] - ウクライナのシュミハリ首相は27日、エネルギー設備の修繕や地雷除去作業などのために、2023年に170億ドルの追加融資が必要になるとの見方を示した。
シュミハリ首相は政府の会合で、前日のロシア軍による一連のミサイル攻撃で中部、南部、南西部で合計5カ所の高圧変電所が被害を受けたと指摘。「今年は約380億ドルという巨額の財政赤字を手当する必要がある。これに加え、エネルギー設備の修繕、地雷除去、重要な社会インフラの再建のために170億ドルが必要になる」と述べた。
シュミハリ氏によると、ウクライナは今週、欧米のパートナー国との会議で透明で効率的な方法での財政支援を調整した。また、ウクライナ政府がインフラ復興と開発のための機関を設立することも明らかにした。
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