[8日 ロイター] - ロシアのマントゥロフ産業貿易相は8日、米アップルが発表した新型「iPhone14」について、並行輸入制度を利用すればロシアでも購入可能だと述べた。
通信社のRIAノーボスチが伝えた。アップルはロシアでの販売を停止している。
ロシア政府は3月、商標権所有企業の許可なく商品を輸入することを認める並行輸入制度を発表。さまざまな欧米製品が対象で、同相は「消費者が買いたいと思えば、購入機会があるだろう」と述べた。
ロシアでは同制度を通じて引き続きアップル製品が販売されており、携帯通信大手MTSは8日午前、iPhone14の予約販売を開始した。価格は128GBモデルが8万4990ルーブル(1398ドル)から。
入荷には最大120日かかる可能性があり、輸入が難しい場合は契約をキャンセルすることもあるとしている。
アップルのコメントは取れていない。
同相は先月、並行輸入制度の利用額が今年160億ドルと、昨年のロシアの輸入額の約4%に相当する可能性があるとの見方を示した。
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