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ロシア、ベラルーシへの戦術核兵器配備で文書調印 ロシアが管理

 5月25日、ロシアとベラルーシは、ロシアの戦術核ミサイルをベラルーシ領内に配備することを正式決定する協定に調印した。ロシア側は、西側諸国との緊張の高まりがきっかけだと説明した。写真はロシアとベラルーシの国旗。2019年6月、ミンスクで撮影(2023年 ロイター/Vasily Fedosenko)

[モスクワ 25日 ロイター] - ロシアとベラルーシは25日、ロシアの戦術核ミサイルをベラルーシ領内に配備することを正式決定する協定に調印した。ロシア側は、西側諸国との緊張の高まりがきっかけだと説明した。

ロシア国営タス通信は、ロシアのショイグ国防相の発言を引用し、「ロシアとベラルーシの西側国境における脅威が極めて急激にエスカレートしている状況において、軍事・核分野で対抗措置を講じることが決定された」と伝えた。

ショイグ氏によると、戦術核兵器はロシアが管理し、使用に関する決定はロシアが下す。

ウクライナ紛争を巡って緊密な同盟関係にある両国は今年、ロシアの戦術核兵器の一部をベラルーシに配備することに合意した。

タス通信によると、ショイグ氏は通常弾頭または核弾頭を搭載できる「イスカンデルM」ミサイルがベラルーシ軍に供給され、一部のSu―25攻撃機が核兵器使用の可能性に備えて改造されたと述べた。ベラルーシ軍の兵士はロシアの訓練センターで必要な訓練を受けているという。

ショイグ氏によると、ベラルーシと交わした協定にはベラルーシ領内に核兵器の特別貯蔵施設を設置するための手続きも含まれている。

ロシアは戦術核兵器の保有数を明らかにしていない。

*情報を追加しました。

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