[18日 ロイター] - ロシア財務省は18日、1─4月の国防費が約40%増加し、年間国防予算の約半分に達したと明らかにした。
ロシアは2月24日にウクライナ侵攻を開始。財務省によると、1─4月の国防費は1兆7000億ルーブル(264億ドル)と、2022年の国防予算(3兆5000億ルーブル)の約半分に達した。
22年の国防予算は国内総生産(GDP)の2.6%に相当する。
財務省は22年の財政収支は1兆3000億ルーブルの黒字(対GDP比1%)を見込んでいたが、現在は少なくとも1兆6000億ルーブルの赤字を予想。原油収入を積み立てた政府系ファンド「ナショナル・ウェルス・ファンド(NWF)」を利用して赤字を埋め合わせる。
4月単月の国防費は6280億ルーブル(97億ドル)と、前年同月比128%増加。これにより、今年に入り初めて月次ベースで財政収支が赤字に転じた。
財務省は国防費の増加の詳細についてコメントしていない。
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