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ロシア経済、制裁前回復に10年かかる可能性=ズベルバンクCEO

6月17日、ロシアの最大手銀行ズベルバンクのゲルマン・グレフ最高経営責任者(CEO、元経済発展相)は、ロシアが制裁を受ける前の2021年の経済水準に戻るには10年かかる可能性があるとの見解を示した。写真は同日、サンクトペテルブルクで開かれているロシアの年次国際経済フォーラムに参加するグレフ氏(2022年 ロイター/Maxim Shemetov)

[17日 ロイター] - ロシアの最大手銀行ズベルバンクのゲルマン・グレフ最高経営責任者(CEO、元経済発展相)は17日、ロシアが制裁を受ける前の2021年の経済水準に戻るには10年かかる可能性があるとの見解を示した。制裁により、貿易の約半分を断たれたのが要因だ。

ズベルバンクは、一般家庭の預金と企業融資で大部分のシェアを握る。グレフ氏はサンクトペテルブルクで開かれたロシアの年次国際経済フォーラムで、ロシアに制裁を加えた国はロシアの輸出の56%、輸入の51%を占めるとの試算を示した。

「これはロシアの国内総生産(GDP)の15%に対する脅威であり、経済の大部分は火の車だ」とし、「その結果、もし何もしなければ経済を21年の水準に戻すのに10年程度かかる可能性がある」としてロシア経済の構造改革を呼びかけた。

対ロ制裁により、銀行は海外との金融取引が大幅に制限されている。一方、自動車やエネルギー、航空産業に不可欠な機器や部品を調達することも制限されている。

グレフ氏によると、制裁によってロシアの航空会社が西回りで飛行できず、ロシア籍の船舶は欧州連合(EU)への入港が禁止される中で空路と海路の輸送が阻害され、貨物輸送量は大きく減少した。

ロシア政府当局者は大きな制約を受けていることを認めつつも、経済は当初予想より良好で、一部の流れは既に多様化しており、特に制裁の影響でエネルギー価格が上昇したのが国家収入に貢献していると言及している。

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