[モスクワ 13日 ロイター] - ロシア中央銀行のアナリストは13日発表した最新レビューで、予想される国内経済の落ち込みは当初予想より小幅になるものの、より長期化する可能性があるとの見方を示した。
2月24日のウクライナ侵攻後、外貨準備の一部凍結を含む厳しい対ロ制裁が発動され、ロシア経済はマイナス成長に向かっている。
アナリストは「構造転換の過程は直線的でなく、外的制約の度合いにより転換速度が変化する。そのため、経済の落ち込みは数カ月前の予想より浅くなるが、より長期化するとみられる」と分析した。
また、最も重要かつ複雑な中期の課題は失われた外国投資の回復だとし、「これがロシア経済の構造転換の性質と規模、および潜在成長力のレベルや軌道を大きく左右すると指摘した。
一方、インフレ率は一時的な要因から当面低水準にとどまる可能性があるとの見通しを示した。
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