[7日 ロイター] - ロシア財務省は7日、輸出企業が一定の条件下で海外にある口座に外貨を送金することを認めると発表した。企業の輸入品決済を支援し、ルーブル高を抑える狙いがある。
企業は非居住者から受け取った外貨を海外口座に送金することが可能になる。ただ、外貨がその後、ロシアに戻り市場で売却されることが条件となる。
ロシアのウクライナへの軍派遣直後、資本逃避から金融セクターを保護しルーブル相場を支えるために導入した資本規制を緩和することになる。
VTBキャピタルのアナリストは、ロシアの銀行の多くが国際的な資金決済網「国際銀行間通信協会(SWIFT)」から締め出され、国内銀行を通じた外貨業務のリスクが高まる中、輸出企業の外貨取引改善につながると指摘した。
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