[12日 ロイター] - 前ロシア財務相のアレクセイ・クドリン氏は12日、ロシア経済は今年、10%以上のマイナス成長に陥るとの見方を示した。ソビエト連邦崩壊を受けて経済が混乱した1994年以来の大幅なマイナスとなる。
西側諸国がウクライナに侵攻したロシアに制裁を科したことから、ロシアではインフレ率が急上昇、深刻な資本流出に見舞われているほか、デフォルト(債務不履行)の危機に直面している。
ロシア通信(RIA)によると、クドリン氏は経済省と財務省が現在、新たな見通しを策定しているとし、「公的予想は10%を超えるマイナスになるだろう」と述べた。
ロシア政府はこれまで、今年の成長率を3%と予想していた。昨年の成長率は4.7%だった。
クドリン氏は2000年から11年まで財務相を務めた
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