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ロシア産の金銀、ロンドン市場が取引禁止

 3月7日、ロンドン貴金属市場協会は、ロシアの貴金属精錬業者6社の認定を停止したと発表した。世界最大の市場で金と銀の取引が禁止されることになる。写真はロシアのクラスノヤルスクにある非鉄金属の工場で撮影した金塊。2018年11月撮影(2022年 ロイター/Ilya Naymushin)

[ロンドン 7日 ロイター] - ロンドン貴金属市場協会(LBMA)は7日、ロシアの貴金属精錬業者6社の認定を停止したと発表した。世界最大の市場で金と銀の取引が禁止されることになる。

同協会は理由について説明していないが、西側の制裁を受けたロシア企業との商業的な関係について聞き取りを行ったことをロイターに先週明らかにしていた。

コンサルタント会社メタルズ・フォーカスによると、ロシアの金生産は年間約330トン(約200億ドル相当)。世界で採掘される金の約9%に当たる。

銀の生産は年間約1350トン(約10億ドル相当)で、世界の供給の約5%に当たる。

銀行や市場関係者は、ロシアの精錬業者締め出しによる市場への影響はほとんどなく、ロシア産金属は中国や中東などで依然として買い手が見つかるとみている。

6社が認定停止になる前に生産した金銀地金は引き続き取引できる。

6社はいずれもコメント要請に応じていない。

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