[モスクワ 20日 ロイター] - ロシア議会下院は20日、戦闘中の兵士が指示に従わなかったり脱走した場合などの処罰を重くする法案を可決した。
ロイターが確認した関連文書によると、自発的に降伏した兵士には10年の懲役刑が科せられる。
ロシアで多数の著名案件を手掛けてきたアゴラ法律事務所のパベル・チコフ氏は「今までロシアの刑法には『動員』や『戦闘作戦』の概念がなかった」とコメントした。
政府は先週、ウクライナ戦争のために全国的に兵を動員することに関して議論は行われていないと述べている。
一方、一部の政治家やナショナリストからは総動員を求める声が上がっている。
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