[24日 ロイター] - ロシア外務省は24日、モルドバ東部の親ロシア派支配地域に駐留するロシアの「平和維持軍」に対するいかなる脅威的な行動もロシアへの攻撃と見なすと西側諸国に警告した。
旧ソ連構成国モルドバは東部にロシアが軍を駐留させる沿ドニエストルを抱えており、ロシア国防省は23日、ウクライナが偽旗作戦を展開して沿ドニエストルに侵攻する計画だと非難。モルドバ政府はこれを否定し、国民に平静を呼びかけている。
ロシア外務省は「米国、および北大西洋条約機構(NATO)加盟国とウクライナを保護する国に対し、さらなる無謀な行動を取らないよう警告する」とし、「彼らの安全を脅かすいかなる行動も、国際法上、ロシア連邦への攻撃と見なされる」とした。
ロシアがウクライナに対する全面侵攻を開始してからこの日で1年が経過。ウクライナのゼレンスキー大統領は先週、ロシアが標的にするのはウクライナだけでないのは「明白」だとし、ロシアはモルドバを「圧迫」する方策を検討していると述べている。
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