[キシナウ 23日 ロイター] - モルドバ政府は、ウクライナが偽旗作戦を展開して、モルドバ東部の親ロ派トランスニストリア地域(沿ドニエストル共和国)に侵攻する計画だとするロシアメディアの報道を否定し、国民に平静を呼びかけた。
ロシア通信(RIA)は、ロシア国防省の話として、ウクライナが侵攻の口実として、トランスニストリアからのロシア軍兵士による攻撃に見せ掛けた偽旗作戦を計画していると主張した。
モルドバ政府はメッセージアプリ「テレグラム」で、ロシア国防省の主張を「確認しない」と表明。
「冷静な対応を求める。またモルドバの公式かつ信頼できる情報源から情報を入手するよう要請する」とし、「諸外国と協力し、国に対する脅威がある場合には、国民に迅速に情報を提供する」とした。
ウクライナのゼレンスキー大統領は先週、ウクライナを侵略したロシアが次に狙うのはモルドバとの見方を示している。
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