[21日 ロイター] - ロシア国内で2月中旬以降、メッセージを暗号化できる同国発の対話アプリ「テレグラム」の利用者が急増している。国内通信事業者の分析によると米メタ(旧フェイスブック)の「ワッツアップ」利用者を上回った。
テレグラムは、ロシア出身のパーヴェル・ドゥーロフ氏により立ち上げられた対話アプリで匿名性が高いのが特徴。
モスクワの裁判所は21日、米メタを「過激派組織」と認定し、メタが運営するフェイスブックや写真共有アプリのインスタグラムなどの国内事業禁止を支持する判断を下した。ワッツアップは含まれないという。
ロシアの4大通信事業者の一つであるメガフォンが行ったモバイルインターネットトラフィックの分析によると、テレグラムのシェアは2月の最初の2週間には48%だったが、3月の最初の2週間には63%に上昇した。一方、ワッツアップは48%から32%に低下した。
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