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ポーランドと独から23年分の石油受注=ロシアのトランスネフチ

FILE PHOTO: 3D printed natural gas pipes are placed on EU and Russian flags in this illustration taken January 31, 2022. REUTERS/Dado Ruvic/Illustration/File Photo

[20日 ロイター] - ロシア国営パイプライン運営会社トランスネフチ 幹部は20日、ポーランドとドイツから2023年の石油供給の要請を受けたと明らかにした。ロシア国内テレビに語った。

欧州連合(EU)は12月5日から海上輸送によるロシア産原油の輸入停止を宣言しており、西側諸国もロシア産原油に価格制限を課しているが、ロシア産原油を欧州へ運ぶ「ドルジバ・パイプライン」経由の原油は依然として制裁の対象外となっている。

ポーランド政府は11月、ロシア産原油購入契約を破棄する意思を示していたが、トランスネフチのコメントはこれと矛盾する。

トランスネフチ幹部は「彼らは1月1日からロシア産石油を購入しないと発表した。しかし現在ポーランドから、来年分300万トン、12月分36万トンの発注を受けている。独もすでに第1・四半期分を発注している」と述べた。また独への供給にはカザフスタンとのスワップオペレーションを使用する可能性を排除しなかった。

独経済省の報道官は、ロシア産原油を発注したという報道は誤りだと否定。東部にある製油所を運営する石油企業は、今後1年間ロシア産原油を発注しないことになっていると述べた。

独は年内にロシア産原油の輸入をゼロにすることを目指している。

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