[ワシントン 11日 ロイター] - 欧米はロシアがウクライナを侵攻した場合、ロシアの主要銀行を対象とした制裁措置の策定作業を進めているが、国際銀行間通信協会(SWIFT)からロシアの銀行を排除する措置は含まれていないことが関係筋の話で分かった。
制裁措置の策定作業に詳しい複数の関係筋によると、ハイテク機器や兵器向けのロシア製部品に対する貿易規制のほか、特定のロシアのオリガルヒ(新興財閥)に対する制裁措置などが検討されている。
このほか米当局者によると、VTB銀行やズベルバンクなどの大手行を標的とする制裁措置が導入される可能性もある。
ただ複数の関係筋は、世界の銀行間決済システムを運営するSWIFTからロシアの銀行を排除する案については、欧州諸国の反対を受け検討されていないとしている。
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