[ワシントン 9日 ロイター] - 米国がロシアの国営原子力企業ロスアトムへの制裁を検討していることが、バイデン政権高官の話で9日、明らかになった。最終的な結論はまだ出ていないという。
ロスアトムは世界各地の原子力発電所に燃料や技術を提供している。高官によると、バイデン政権は制裁を発動した場合の影響について原発業界と協議しており、あらゆる選択肢が検討されている。
ロスアトムへの制裁で米国内の原発や燃料輸入業者がどのような影響を受けるかは不明。制裁検討についてはブルームバーグが最初に報じた。
プーチン大統領が2007年に設立したロスアトムは、国内のウラン生産を統制している。
バイデン大統領が8日に発表したロシア産原油やエネルギー関連製品の禁輸措置について、関係筋は原発用ウランを含まないと明らかにしていた。
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