[ソウル 25日 ロイター] - 韓国は米国経由でウクライナに数十万発の砲弾を提供する計画。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が24日、関係筋の話として報じた。
WSJによると、韓国は極秘の取り決めを通じて米国に砲弾を送り、それを米国がウクライナに届くように手配することで合意した。米国は昨年韓国に支援を求めていた。
韓国国防省の報道官は25日、弾薬輸出について米国防総省と協議してきたと述べたが、WSJの報道については「不正確な部分」があるとし、詳細には言及せず、「ウクライナの戦争と人道的状況を総合的に判断しながら適切な措置を講じる」と説明した。
韓国は、欧米諸国から武器供与の圧力が高まっているにもかかわらず、ロシアとのビジネス関係やロシア政府の北朝鮮への影響力を理由に、これまでウクライナへの殺傷能力のある兵器提供には否定的だった。
韓国の尹錫悦大統領は4月のロイターとのインタビューで、ウクライナが大規模な民間人攻撃を受けたり国際社会が容認できない状況に直面した場合、韓国は人道的・財政的支援のみ行うとする従来方針を堅持するのは難しいかもしれないと述べ、方針転換の可能性を示唆していた。
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