[チューリヒ 12日 ロイター] - スイス政府は12日、ウクライナ侵攻で凍結したロシアの資産が63億スイスフラン(約63億3000万ドル)と、4月上旬の75億フランから減少したと発表した。
4月上旬以降新たに22億フランを凍結したが、それを上回る約34億フランの凍結を解除した。
政府担当高官は「十分な根拠がない限り資産を凍結することはできない」と述べた。
ロシアの富裕層はスイスに多くの資産を保有しており、スイス当局に資産を凍結するよう圧力が高まっている。
スイスの銀行ロビー団体は、国内にあるロシア人の資産は最大2130億ドルと推計している。UBSとクレディ・スイスには数百億フランの富裕層資産が預けられているという。
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