[マドリード 27日 ロイター] - 国連世界観光機関(UNWTO)は27日に開いた臨時総会で、ウクライナへの侵攻を理由にロシアの加盟資格の即時停止を可決した。採決直前にはロシアが脱退を表明したが、採決は実施された。
UNWTOのポロリカシュヴィリ事務局長は採決後にツイッターで「行動には必ず結果が伴う。平和は基本的人権であり、全ての人に保証されている。例外はない」と述べた。
UNWTO加盟160カ国のうち、3分の2以上がロシアの資格停止を支持した。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は記者団に対し、UNWTOからの脱退がロシアの観光部門に影響を与えることはないと述べた。
国連総会(193カ国)は7日に開いた緊急特別会合で、国連人権理事会におけるロシアのメンバー資格を停止する決議案を採決していた。
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