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ロシア、「数日中」にウクライナ侵攻も 米国務長官が安保理会合で演説

[国連/ワシントン/モスクワ 17日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は17日、ウクライナ情勢に関する国連安全保障理事会の会合で演説し、ロシア軍が「数日中」にウクライナに対する攻撃を開始する用意を整えていることを米当局の情報が示していると警告した。

ロシア軍の撤収は確認していないとした上で、ロシアがウクライナ侵攻の口実を捏造することを計画しており、こうした口実には「化学兵器を使用した偽もしくは実際の攻撃」が含まれ、「ジェノサイド(大量虐殺)やエスニッククレンジング(民族浄化)」と表現する可能性があると警鐘を鳴らした。

ロシアが首都キエフも攻撃の標的としている可能性もあると述べた。

その上で「ロシアはきょうにも、飾りや曖昧さ、偏向なく、ウクライナを侵攻しないと表明することが可能だ」とし、「世界に対しはっきりと表明した後、軍部隊や戦車、戦闘機を撤収し、外交官を交渉のテーブルに向かわせ、行動で示してもらいたい」と語った。

さらに「私が今日ここにいるのは、戦争を始めるためではなく、戦争を防ぐためだ」と表明。ロシアのラブロフ外相に書簡を送り、来週欧州で対面会談することを提案したと明らかにした。

ブリンケン長官の演説に先立ち、ロシアのヴェルシニン外務次官は安保理の会合を「ロシアがウクライナを攻撃するという根拠のない非難」を提示する「サーカス」にしないよう訴えた。

ヴェルシニン氏はさらに、ブリンケン長官が演説で示した軍事シナリオが遺憾かつ危険とコメントし、ロシア軍部隊の一部は基地に帰還していると述べた。

また、インタファクス通信は国防省の情報として、ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島で軍事訓練を行っていたロシア軍部隊の一部が基地に帰還したと報じた。

欧州安保協力機構(OSCE)特別監視団の主席監視官も、一夜で500回あまりの爆発が起きたが、「緊張は和らいでいるようだ」と述べた。

国連安全保障理事会は、14年にロシアがクリミア地方を併合して以来、数十回にわたってウクライナ危機を議論してきた。ただロシアが拒否権を持っているため、理事会が行動を起こすのは困難な状況にある。

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