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黒海で墜落の米偵察無人機、回収できない可能性=米政権高官

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は15日、黒海上空でロシアの戦闘機と衝突し墜落した米軍の無人偵察機が回収されない可能性があるという認識を示した。写真は2月27日、ホワイトハウスで記者会見するカービー戦略広報調整官(2023年 ロイター/Leah Millis)

[ワシントン 15日 ロイター] - 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は15日、黒海上空でロシアの戦闘機と衝突し墜落した米軍の無人偵察機が回収されない可能性があるという認識を示した。

カービー氏はCNNとのインタビューで、無人偵察機は現時点で回収されていないとした上で、墜落した場所の水深は極めて深いとし、「回収作業が可能かなお見極めており、回収できない可能性がある」と語った。

さらに、ロシアが回収した場合には有用な情報を収集できる能力を制限するための予防措置を米当局が講じていると、ABCに対し明らかにした。回収に向けた選択肢を引き続き模索するとも述べた。

米軍は14日、黒海上空の国際空域を飛行していた米軍の無人偵察機MQ9リーパーがロシアのスホイ27戦闘機と衝突し、黒海に墜落したと発表。米国務省はロシアのアントノフ駐米大使を呼び出し、米国の懸念を明確にした。

カービー氏は「国際空域で法的かつ米国家安全保障の利益を守る任務のために飛行している米資産の近辺を飛行する際には、より注意深くなる必要があるとロシア大使に伝えた」と述べた。

その上で「二度とこのようなことをするなというのがメッセージだ」と強調した。

また、オースティン米国防長官は15日、「ロシアには安全かつプロフェッショナルな方法で軍用機を操縦する責務がある」と言明した。

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