[ワシントン 25日 ロイター] - グランホルム米エネルギー長官は25日、米国の石油・ガス生産は今後も増加し、ロシアのウクライナ侵攻を受けて市場から減少した日量100万─150万バレルの原油を補うとの見通しを示した。
グランホルム長官はCNBCに対し、米国産原油の拡大分は日量100万バレル程度と語った。さらに、国内の石油生産が今後数カ月に拡大し、原油およびガソリン価格の安定化に寄与すると述べた。
米ホワイトハウスは3月末、戦略石油備蓄から今後6カ月間で1日当たり100万バレル、全体で1億8000万バレルを放出すると発表した。5月に放出を開始する予定。
また、欧州が何らかの形でロシア産原油の禁輸に動けば、「市場から供給量が減少するため、原油価格に影響が及ぶことは明白」とした。
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