[ワシントン 20日 ロイター] - 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は20日、ロシアのウクライナ侵攻から1年を迎えるタイミングでのバイデン米大統領のキーウ(キエフ)電撃訪問について、衝突回避のため出発数時間前にロシアに通知したと述べた。
バイデン氏のキーウ訪問では米国のウクライナ支援が再確認されたという。
サリバン氏によると、バイデン大統領はウクライナのゼレンスキー大統領と戦争のほか、エネルギーやインフラ、経済的・人道的支援に関する必要性について協議。バイデン氏はまた、ゼレンスキー氏の側から米国やその他の国際的なパートナー国からの今後必要とされる支援について説明を受けたとした。
ホワイトハウス当局者によると、今回の訪問は現地に米軍の拠点がないため行程を組むのが複雑で、過去に米大統領がイラクやアフガニスタンなどの紛争地域を訪問した時とは異なるものだった。
バイデン大統領は20日、ロシアの侵攻開始から1年となるのを前に、ウクライナの首都キーウを電撃訪問した。
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