[ワシントン 24日 ロイター] - 米政府がウクライナへの主力戦車「エイブラムス」供与を巡り反対姿勢を撤回するとの見方を、複数の米政府高官が24日明かした。最終的に数十台を供与するプロセスを開始する用意があるという。
25日にも発表される見通し。ウクライナ安全保障支援イニシアティブ(USAI)を活用してエイブラムスを保有する同盟国から購入し、改修後にウクライナに供与する可能性があるという。このプロセスには数カ月から数年かかることもあるとした。
ウクライナは、今後予想されるロシアの大規模攻撃に備えるため、欧米の重装甲の戦車を求めている。
一方、米当局者はこれまで、エイブラムスは維持・管理が難しいほか、ウクライナ軍への訓練も困難で難しいなどの課題を挙げ、供与に慎重な姿勢を示してきた。
米国防総省はウクライナへの戦車供与への言及を控え、ライダー報道官はエイブラムスは「複雑で維持するのが難しい」との見解を改めて示した。
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