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ウクライナ危機受けた物価高で暴動増加の恐れ=世銀エコノミスト

 3月9日、世界銀行のチーフエコノミストは、ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー・食品価格上昇で、中東・アフリカ地域の食糧懸念が強まるほか、社会不安が一段と深まる恐れがあるという見方を示した。写真は世界銀行のロゴ。バリのヌサドゥアで2018年10月撮影(2022年 ロイター/Johannes P. Christo)

[ワシントン 9日 ロイター] - 世界銀行のチーフエコノミスト、カーメン・ラインハート氏は、ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー・食品価格上昇で、中東・アフリカ地域の食糧懸念が強まるほか、社会不安が一段と深まる恐れがあるという見方を示した。

ロイターとのインタビューで、特に食糧確保がすでに不安定な中東、アフリカ、北アフリカ、サハラ以南には重大な派生的影響があるだろうと述べた。

また、「アラブの春の背後に食糧不安と暴動があったと言ってもこじつけにはならない」と指摘。過去2年間で成否にかかわらずクーデターが増えていると付け加えた。

さらに、西側の制裁により国際通貨基金(IMF)が今年景気後退(リセッション)に陥ると予想しているロシアとの緊密な経済・貿易関係を考えれば、中央アジア諸国も大きな経済問題に直面していると指摘。「通貨が直撃を受けており、銀行の取り付け騒ぎや信用問題の兆しが食糧不安に加わっているほか、国外からの送金も減少している」と述べた。また、難民発生で事態がさらに複雑化する可能性も示唆した。

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