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ザポロジエ原発、外部電源復旧 電力施設火災で一時遮断

5月22日、ロシアの占領下にあるウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所は外部電源から遮断され、非常用発電機によって核燃料を冷却している。同原発で2022年11月撮影(2023年 ロイター/Alexander Ermochenko)

[キーウ 22日 ロイター] - ロシアの占領下にあるウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所が22日、一時的に外部電源から遮断されたものの復旧した。ウクライナ国営送配電会社ウクレネルゴは、ザポロジェ市の電力施設で火災が発生したとの報告があったため、一時的に電力系統から切り離したと説明した。

ザポロジエ原発は外部からの電力供給が止まったため、非常用発電機に切り替えて核燃料を冷却。ロシアが送り込んだ現地の作業員がウクライナ側が送電線を切断したと非難する一方、ウクライナの原子力企業エネルゴアトムはロシアの砲撃が原因と主張していた。

ウクレネルゴは「原発への送電網が復旧した。原発はウクライナ送電網に再接続し電力の供給を受けている」と表明した。

国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長はツイッターへの投稿で「原発の安全状況は極めて脆弱だ」とし「われわれは今、原発を守ることに合意しなければならない。この状況を続けることはできない」と指摘した。

エネルゴアトムによると、バックアップ用のディーゼル発電機には約10日分の燃料がある。

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