[キーウ 22日 ロイター] - ロシアの占領下にあるウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所は外部電源から遮断され、非常用発電機によって核燃料を冷却している。
ロシアが送り込んだ現地の作業員は22日、ウクライナ側が送電線を切断したと避難する一方、ウクライナの原子力企業エネルゴアトムはロシアの砲撃が原因と主張した。
国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長はツイッターへの投稿で「原発の安全状況は極めて脆弱だ」とし「われわれは今、原発を守ることに合意しなければならない。この状況を続けることはできない」と訴えた。
エネルゴアトムはバックアップ用のディーゼル発電機には約10日分の燃料があると明らかにした上で、「カウントダウンが始まった」と指摘した。
同社によると、ザポロジエ原発への電力供給が停止されたのはロシアのウクライナ侵攻以降で7回目となる。これまでは非常用発電機が作動した後に外部電源が回復している。
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