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ゼレンスキー氏「バフムト防衛続ける」、人命も考慮=伊紙

ウクライナのゼレンスキー大統領は19日付のイタリア紙コリエレ・デラ・セラのインタビューで、数カ月に及んでいる東部ドネツク州の要衝バフムトの防衛を今後も続けると述べた。写真は2月10日、バフムトで撮影(2023年 ロイター/Yevhen Titov)

[19日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は19日付のイタリア紙コリエレ・デラ・セラのインタビューで、数カ月に及んでいる東部ドネツク州の要衝バフムトの防衛を今後も続けると述べた。ただ、人命損失という代償にも留意する考えを示した。

バフムトはロシアの砲撃によってほぼ破壊されており、数で劣るウクライナ軍が防衛を続けるべきか議論が浮上している。

ゼレンスキー氏は「(バフムトは)特別大きな町ではない。実際、ドンバスの多くの町と同様にロシア軍によって壊滅的な打撃を受けた。われわれにとってバフムトを防衛することは重要だが、いかなる犠牲を払っても、誰もが命を失うことになっても守るわけではない」と述べた。

また、ロシア軍はバフムトより西のドネツク州クラマトルスクとスラビャンスク、さらには中部ドニエプロペトロフスク州のドニプロ(ドニエプル)まで部隊を押し進めようとしているとし、「われわれは抵抗しながら次の反撃を準備する」と述べた。

アナリストらはバフムトについて、ドネツク州西部につながる場所として戦略的価値よりも象徴的な価値の方が大きいとみている。

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