ロシアのミサイルがポーランドを攻撃＝ウクライナ大統領

[キーウ（キエフ）１５日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は１５日、ロシアのミサイルが北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）加盟国のポーランドを攻撃したとし、紛争の「著しいエスカレーション」だと述べた。証拠は示さなかった。

同大統領は「ロシアのミサイルがわれわれの友好国であるポーランドを攻撃した。人々が命を落とした」とビデオを通じて演説。

「ロシアが責任を問われないと感じる期間が長くなるほど、同国のミサイルが届く範囲の人々への脅威が高まる。ＮＡＴＯ領土にミサイルを発射するとは。これは集団安全保障に対するロシアのミサイル攻撃だ。非常に著しいエスカレーションであり、われわれは行動しなければならない」と述べた。

また「われわれが長い間警告してきたことがきょう起きた。脅威はわが国の国境内にとどまらないと述べてきた」とした上で、ポーランド国民に向けて「ウクライナは常にあなた方を支持する。自由な人々は脅威に屈しない。恐怖がないとき、勝利は可能だ。われわれとあなた方は恐れていない」と語った。