April 22, 2019 / 2:29 AM / a month ago

ウクライナ新大統領、対ロシア関係修復し領土奪還を=有力政治家

 4月19日、ロシア政府に近いウクライナ野党政治家ビクトル・メドベチュク氏(写真)は、同国の新大統領がロシアとの関係を修復すれば、親ロシア派武装勢力が実効支配するウクライナの東部地域を数カ月内に奪還し、ロシアから安価なガスや大規模な投資を得られる可能性があると指摘した。写真はウクライナの首都キエフで17日撮影(2019年 ロイター/Andrew Osborn)

[キエフ 19日 ロイター] - ロシア政府に近いウクライナ野党政治家ビクトル・メドベチュク氏は、同国の新大統領がロシアとの関係を修復すれば、親ロシア派武装勢力が実効支配するウクライナの東部地域を数カ月内に奪還し、ロシアから安価なガスや大規模な投資を得られる可能性があると指摘した。

21日のウクライナ大統領選決選投票を前に行われたインタビューで語った。決選投票では、コメディー俳優で新人のゼレンスキー氏がポロシェンコ現大統領に大差を付け当選する見通しとなった。

メドベチュク氏によると、政治経験がなくロシア語を話すゼレンスキー氏についてロシア政府は、同国を敵視するポロシェンコ大統領とはできなかった合意形成が可能かどうかを探るため、情報を得たいという姿勢だという。

メドベチュク氏は「ロシアは何かを期待しているわけではないが、今後何が起きるのか、誰がゼレンスキー氏の側近になるのか、誰と一緒に何をするのかを見極めたいという考えだ」と述べた。

メドベチュク氏はプーチン大統領と親交があり、両国の仲介役を果たしてきた実績から発言には重みがある。

ロシアはポロシェンコ氏が退陣することになれば歓迎する立場を鮮明にしているが、ゼレンスキー氏についてはコメントしていない。ただ、誰が大統領になろうとも、親ロシア派が実効支配するウクライナ東部のドンバスについて新政権との和平協定の締結を望んでいると表明している。

ロシアのペスコフ大統領報道官はゼレンスキー氏にどのような期待を抱いているかとの質問に対し、「常に最善を期待する。無論、大統領に選ばれた人が戦争推進派の政党出身ではないことを望む。両国の関係について、従来と異なる見解を打ち出すことを望んでいる」と応じた。

ロシアの主な狙いは、ドンバスを同国側が提示する条件で返還することだ。これによって、クリミア併合とドンバスの親ロシア派武装勢力への支援を巡り2014年に欧州連合(EU)から科された制裁が緩和される可能性がある。

EU加盟国の一部はこれまで、親ロシア派がドンバスをウクライナに返還した場合は制裁を解除する用意があると示唆しているが、その他の加盟国はクリミアも返還しなければ解除すべきでないと主張している。

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