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岸田首相が国連で演説、国際秩序回復へ国連は改革と機能強化を

 岸田文雄首相は米国時間20日(日本時間21日)、米ニューヨークで開幕した国連総会で演説し、ロシアのウクライナ侵略は国連憲章の理念と原則を踏みにじる行為だと断じ、法の支配に基づく国際秩序の徹底のため、国連の改革と機能強化が必要だと訴えた(2022年 ロイター/Eduardo Munoz)

[20日 ロイター] - 岸田文雄首相は米国時間20日(日本時間21日)、米ニューヨークで開幕した国連総会で演説し、ロシアのウクライナ侵略は国連憲章の理念と原則を踏みにじる行為だと断じ、法の支配に基づく国際秩序の徹底のため、国連の改革と機能強化が必要だと訴えた。また「核兵器のない世界」を実現できるよう、首相自ら強い決意で取り組みを進めていくことも表明した。

首相は、安全保障理事会の常任理事国であるロシアがウクライナを侵略したことにより、国連の信頼性が危機に陥っていると強調。信頼を回復するために加盟国が行動しなければならないと述べた。安保理改革に向け、今が「文言ベースの交渉を開始する時だ」と呼びかけた。

日本が安保理改革だけでなく、国連総会の活性化に取り組む決意も表明した。8月に開かれた核拡散防止条約(NPT)再検討会議では、ロシア一国が反対し、全会一致でつくる最終文書を採択できずに閉幕した。首相はこれに「深い無念を感じた」としつつも、あと一国まで迫った文書案を土台に核軍縮・不拡散のと取り組みを推進していくとした。

日本と北朝鮮の関係では、20年前に結んだ「日朝平壌宣言」に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、国交正常化を目指す方針は「不変だ」と述べた。首相自身、条件を付けずに金正恩委員長と向き合う決意であり、「あらゆるチャンスを逃すことなく全力で行動していく」と語った。

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)の第7次増資に対し、日本が次の3年間で最大10億8000万ドルを拠出することを決めたことも改めてアピールした。拠出は、8月末に開催したアフリカ開発会議(TICAD)で表明していた。

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