[ロンドン 26日 ロイター] - 英食品・日用品大手ユニリーバが26日発表した上期決算は実質ベースの売上高が8.1%増加した。コスト上昇を受けて値上げを実施したことが背景。市場予想は7.2%増だった。
同社は通期の売上高予想を上方修正し、実質ベースの売上高が予想レンジ(4.5─6.5%増)を上回るとの見通しを示した。従来は予想レンジ上限になると表明していた。値上げが寄与し、販売量にはさらに一定の圧力がかかるという。
上期の収入は14.9%増の296億ユーロ(302億5000万ドル)。営業利益率は17%で、前年同期の18.8%から低下した。
アラン・ジョープ最高経営責任者(CEO)は「投入コストの上昇で、予想通り販売量に一定の影響があった」と指摘。「インフレの問題は残されており、世界のマクロ経済見通しは不透明だ」と述べた。
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