[29日 ロイター] - 米ユナイテッド航空は29日、過去最大規模となるボーイングとエアバスの航空機発注を発表した。国内線向けにより大型の旅客機をそろえ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後の成長加速を図る。
内訳は、ボーイングの「737MAX」が200機、エアバスの「A321ネオ」が70機。総額は定価で300億ドルを超える。
これにより国内線の座席数は約30%増加し、プレミアムクラスとエコノミークラスの両方で競争力向上につながるという。
カービー最高経営責任者(CEO)は「空の旅の復活に向けて事業を加速させる」と述べた。
大半の国内線ジェット機を入れ替え、プレミアムクラスを拡大し、機内を全面的に改修する。
調査会社サード・ブリッジのアナリスト、ピーター・マクナリー氏は、多くの新興企業が参入しつつある中、ユナイテッドの発表は米国の旅行業界にとって注目すべきことだと指摘した。
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