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UPDATE 1-三菱自の中間最終赤字2098億円、通期販売下振れも業績予想は維持

(CEOのコメントなどを追加しました)

[東京 4日 ロイター] - 三菱自動車工業が4日発表した2020年9月中間連結決算は、最終損益が2098億円の赤字(前年同期は25億円の黒字)となった。構造改革に伴う減損損失の計上が響いたほか、新型コロナウイルスの影響で世界的に販売が落ち込んだ。

強みとするインドネシアなど東南アジア諸国連合(ASEAN)での需要回復が鈍く、21年3月期通期の販売計画は引き下げたが、固定費削減が順調に進んでいることなどから通期の業績予想は据え置いた。

加藤隆雄最高経営責任者(CEO)は電話による決算会見で、工場閉鎖や人員適正化などの構造改革について「(複数項目で)計画通り、もしくは計画以上のスピードで進捗している(項目もある)」と説明。「構造改革関連費用の大半も今年度中に計上できる見通し」と述べた。

固定費削減に関しては「諸施策の前倒しにより上期(4─9月期)実績で前年同期比20%削減となった。年度でも諸施策による効果を前倒しで取り込み、今年度目標はオーバー(超過して)達成できる見通し」と話した。同社は21年度に19年度比で20%以上の固定費削減目標を掲げている。

中間期(4─9月期)の連結売上高は前年同期比49%減の5748億円、営業損益は826億円の赤字(前年同期は102億円の黒字)だった。販売実績は前年同期に比べ41%減の35万1000台だった。ASEAN地域で5割以上落ち込んだほか、日本、北米、中国など主要市場すべてで減少した。

中間期の販売状況を受け、通期の販売計画は従来予想の84万5000台から前期比約27%減の82万4000台に引き下げた。主力市場のインドネシアやフィリピンなどで需要回復にはしばらく時間がかかるとみている。

ただ、加藤CEOは、ピックアップトラック「トライトン」など一部の車種は顧客からの要望が強く在庫不足が発生しており、「増産が必要となるような状況にも転換しつつある。固定費削減も予想以上に効果が出ている」などと話し、「来年度の(営業)黒字化は十分可能」との見方を示した。

通期の連結業績予想は、最終損益が3600億円の赤字(前期は257億円の赤字)となる見通し。リフィニティブが算出したアナリスト11人の予測平均値は3023億円の赤字となっている。

通期の売上高は前期比35%減の1兆4800億円、営業損益は1400億円の赤字(前期は127億円の黒字)をそれぞれ見込む。 (白木真紀 編集 橋本浩)

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