December 20, 2017 / 2:08 AM / a month ago

UPDATE 1-家計の金融資産1845兆円、過去最高を更新 企業の現預金も最大

(内容を追加しました。)

[東京 20日 ロイター] - 日銀が20日に発表した2017年7─9月期の資金循環統計によると、家計が保有する金融資産残高は9月末時点で前年比4.7%増の1845兆円となり、過去最高を更新した。株高・円安を受けて株式などの時価評価額が上昇したほか、投資信託や保険に資金が流入している。企業が保有する現金・預金も259兆円で過去最高となった。

家計の金融資産が過去最高を更新するのは2四半期連続。保有の過半を占める現金・預金が943兆円と同2.8%増加したことに加え、前年と比較した株高・円安で保有資産の時価評価額が上昇したことも残高を押し上げた。

株式は同22.1%増の198兆円と2007年6月末以来の高水準。取引自体は売り越しとなったが、株価上昇による時価評価の上昇が大きく寄与した。投信は同16.3%増の104兆円、保険・年金・定型保証は同1.2%増の521兆円といずれも過去最高となった。投信や保険には新規資金も流入している。

企業の金融資産は同15.3%増の1207兆円となり、初めて1200兆円を突破した。このうち現預金は同5.4%増の259兆円と過去最高を更新。企業が手元資金を積み上げる動きが続いている。

一方、海外企業のM&A(合併・買収)など対外直接投資も活発。同20.2%増と高い伸びを続けており、残高は126兆円となった。評価額の上昇で株式は同27.4%増の387兆円に拡大した。

国庫短期証券や財融債を含めた国債残高は同0.8%減の1087兆円となった。国債残高が前年比で減少するのは2四半期連続。マイナス金利政策の導入によって前年に金利が低下し、価格が上昇したことの反動で評価額が減少した。

このうち大規模な国債買い入れを続けている日銀が445兆円を保有。国債残高に占める比率は40.9%と最大の保有主体で、残高・比率ともに過去最高を更新した。一方で国債削減を進めている預金取扱金融機関は、同17.1%減の183兆円となり過去最低となった。海外は増加基調が継続。残高は同5.4%増の120兆円、保有比率は11.0%となり、いずれも過去最高を更新した。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や共済年金など「公的年金」は7─9月期に長期国債(財融債含む)を5802億円、株式を5840億円それぞれ売り越した。一方、外国証券は1兆2750億円買い越した。 (伊藤純夫)

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