July 4, 2018 / 5:38 AM / 18 days ago

UPDATE 1-需給ギャップ、1─3月期は+1.71% 10年ぶり需要超過水準=日銀

(内容を追加しました。)

[東京 4日 ロイター] - 日銀は4日、1─3月期の需給ギャップがプラス1.71%になったとの試算を発表した。昨年10─12月期の1.57%から需要超過幅が拡大し、2008年1─3月期(プラス1.73%)以来、10年ぶりの高水準となった。プラスは6四半期連続。

需給ギャップは日本経済の潜在的な供給力と実際の需要の差。国内総生産(GDP)から推計する内閣府に対し、日銀では、生産設備の稼働率や失業率・労働参加率などから試算している。

日銀試算の需給ギャップは08年のリーマン・ショックによる需要減退を受けて、その後はおおむねマイナス圏で推移していたが、2016年10─12月期にプラスに転じた後は、内外経済の回復持続と労働市場の引き締まりを背景に需要超過幅が拡大を続けている。

1─3月の内訳をみると、資本投入ギャップがプラス0.91%となり、前期の1.31%から需要超過幅が縮小する一方、労働投入ギャップは0.80%とバブル期を上回る需要超過となっている。

需給ギャップの参考指標である短観の設備判断と雇用人員判断をもとにした「短観加重平均DI」(過剰─不足)をみると、4─6月期はいったん需給が緩む可能性があるが、7─9月に再び不足超幅が拡大しており、需給ギャップは改善基調を続けるとみられる。

日銀は物価の上昇が鈍い中でも、物価2%目標に向けた「モメンタム」(勢い)は維持されていると判断しているが、需給ギャップの改善持続が大きな根拠になっている。 (伊藤純夫)

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