Reuters logo
4月の米消費者物価持ち直す、来月利上げへ前進か
2017年5月12日 / 15:54 / 6ヶ月後

4月の米消費者物価持ち直す、来月利上げへ前進か

[ワシントン 12日 ロイター] - 米労働省が12日発表した4月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.2%上昇し、3月のマイナスからプラスへと持ち直した。

ガソリンや食品、家賃が値上がりし、物価が安定的に上昇していることで、米連邦準備理事会(FRB)は想定通り6月の利上げに向けて進むことになりそうだ。市場予想も0.2%上昇だった。

3月は0.3%の下落で、13カ月ぶりのマイナスだった。4月に持ち直したことから、3月の落ち込みは例外的な動向だったといえる。

4月の前年同月比は2.2%上昇した。2.4%の上昇だった3月と比べて勢いは鈍化したものの、過去10年間の平均である1.7%は依然上回っている。市場予想は2.3%上昇だった。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比0.1%の上昇だった。携帯電話サービスや医療費、自動車、衣類の値下がりが響いた。3月のコアCPIは0.1%の下落だった。

4月の前年同月比は1.9%上昇し、3月の2.0%上昇から鈍化。過去10年間の平均である1.8%を上回ったものの、2015年10月以来の低水準となった。

キャピタル・エコノミクス(トロント)の首席米国エコノミスト、ポール・アッシュワース氏はこれについて「軟調な需要よりもむしろ競争による圧力を反映したもの」と指摘。「このためFRBは重要視せずに済む」との見方を示した。

一方、MUFGユニオンバンク(ニューヨーク)の首席エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「米経済は年初の停滞からやや上向いたものの、インフレ率は精彩を欠いている」とし、「このためFRBの利上げペースは年内は緩やかなものになる」と述べた。

4月の前月比の内訳は、住居費が2カ月連続で0.3%上昇となった。帰属家賃は2カ月連続で0.2%の値上がり。

ガソリンは1.2%の上昇だった。3月は6.2%下落していた。食品は0.2%上昇。生鮮野菜の価格が急騰し、家庭用食品が0.2%値上がりとなった。医療費は0.2%値下がり。自動車保険は0.4%下落し、値上がりは17カ月連続で止まった。衣類は0.3%下落した。

FRBは2%のインフレ目標を掲げている。物価の目安として注目する個人消費支出(PCE)物価のコア指数は現在、前年同月比1.6%上昇となっている。4月のCPIが上昇したことに加え、雇用市場も引き締まり、卸売物価指数(PPI)も上昇している。FRBは6月の13、14両日の連邦公開市場委員会で利上げする可能性がある。

FRBは3月に政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げた。年内にあと2回の利上げを想定している。

*内容を追加して再送します。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below