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米金融大手、富裕層顧客の子息を対象に夏季セミナー開催
July 4, 2017 / 1:43 AM / in 5 months

米金融大手、富裕層顧客の子息を対象に夏季セミナー開催

[ニューヨーク 3日 ロイター] - 毎年夏になると、ウォール街でウエルスマネジメント事業を手掛ける大手金融機関の一部は、富裕層顧客のミレニアル世代に該当する子息を対象にセミナーを開催している。将来の相続人となる彼らに、お金に関する知識を教えたりすることで、いずれはビジネス上の関係として実を結ぶと期待される種を植え付けておく狙いだ。

 7月3日、毎年夏になると、ウォール街でウエルスマネジメント事業を手掛ける大手金融機関の一部は、富裕層顧客のミレニアル世代に該当する子息を対象にセミナーを開催している。写真は、同セミナーを開催した金融機関の1つであるモルガン・スタンレーのロゴ。NY市で2015年1月(2017年 ロイター/Mike Segar)

資産運用会社は、1980年から2000年に生まれたミレニアル世代に大きな事業機会があると考えている。ミレニアル世代は向こう30年間にわたり、自らの稼ぎに加えて、ベビーブーマー世代の親から30兆ドルを相続すると推計されている。

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)によると、ミレニアル世代は既に、世界の総資産の10%に相当する約17兆ドルの資産を保有。ミレニアル世代の資産は2020年までに35兆3000億ドルに増える見通しだ。

    だがモルガン・スタンレー(MS.N)やバンク・オブ・アメリカ(BAC.N)、シティグループ(C.N)、UBSグループ(UBSG.S)などの金融機関にとって、ミレニアル世代の関心を引き付けるのは容易ではない。理由として、世代間の文化的な違いや、「ロボアドバイザー」と呼ばれるデジタル新興企業との競争が挙げられる。BCGの推計では、プライベートバンクが運用する資産のうち、ミレニアル世代の資産は6%程度にとどまっている。

    こうした中、モルガン・スタンレーがマンハッタンのミッドタウン本社から1ブロック離れた会場で先週に開いたセミナーには、18歳から35歳までの約50人が参加した。彼らの親は同社のプライベート・ウエルス・マネジメント部門の顧客。セミナーで人気を集めたパネルは「結婚に備える時期?」や「投資の基礎」、「リーダーらしいコミュニケーション」だった。

    シティグループのプライベートバンク部門は今年、3大陸で同様のセミナーを開催。その中の1回は先月、シリコンバレーで開かれた。対象はファミリービジネスを営む顧客の子息で、テーマは利益を増やすために人工知能(AI)などの技術革新をいかに活用するか──に絞り込んだ。

    モルガン・スタンレーのセミナーに参加した医療研究者のエミリア・ジャボースキーさん(28歳)は医療機器事業を立ち上げるためのアドバイスがほしいと話した。自分の事業でモルガンを起用するかは分からないが、セミナーで同行に好印象を持ったという。

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