February 20, 2018 / 1:10 AM / 4 months ago

コラム:米国債空売り、急速に巻き戻し 国債増発に好環境

Jamie McGeever

 2月19日、米国債相場の波乱が収まってきたのに伴い、投機筋は米国債先物の売り持ち(ショート)を急速に手じまっている。ニューヨーク証券取引所で15日撮影(2018年 ロイター/Lucas Jackson)

[ロンドン 19日 ロイター] - 米国債相場の波乱が収まってきたのに伴い、投機筋は米国債先物の売り持ち(ショート)を急速に手じまっている。

米国債先物は最近、2年物のショートが過去最高に達したのをはじめ、すべての年限でショートが歴史的な水準まで積み上がり、巻き戻しは時間の問題だった。

米財務省は今週、2500億ドル超もの国債発行を予定しているが、良い環境で入札を迎えられそうだ。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、先物のポジションが最も劇的に変化しているのは2年物国債で、13日までの週の売り越しは13万3986枚と、前週比で7万6772枚も減った。

2週間前には売り越しが過去最大の32万9066枚に達していたが、半分以下に減っている。2週間の減少幅としては過去2番目に大きい。5年物や10年物の売り越しも急減した。

ヘッジファンドなどの投機筋にとって、月初に市場のボラティリティが急上昇し、利回りが上昇したことで、利益確定の絶好の機会が訪れた。

2年債と5年債先物の売り越しは先月、過去最大を記録し、10年債先物の売り越しは先週、1年ぶりの高水準となって過去最大に迫っていた。

2年債利回りは2008年9月以来、5年債は8年ぶり、10年債は4年ぶりの高水準にそれぞれ達していた。

RBCキャピタル・マーケッツのストラテジスト陣は19日の顧客向けノートで「現在の水準からは、債券を売り続けるだけでも力がいる。従って、最近の動きが続くとの前提で今後を予想することには引き続き慎重だ」とし、ショートをある程度手じまって利益を確定するよう推奨した。

米財務省は大規模な税制改革や財政支出の財源を賄うため、国債の増発を続ける見通し。今週は20日に政府短期証券(Tビル)を1510億ドルも発行するのを皮切りに、同日に2年債を280億ドル、21日に5年債を350億ドル、22日に7年債を290億ドル発行する。2年物の変動利付債についても150億ドルの追加発行を計画している。

*筆者はロイターのコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。

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