[ワシントン 3日 ロイター] - 米商務省が3日発表した昨年12月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.2%減の1兆3280億ドルとなった。民間と公共部門の双方が軟調だったことで市場予想の0.5%増に反して減少。減少は昨年6月以来初めて。
ただ11月の建設支出は0.7%増と、当初発表の0.6%増から上方修正された。12月は前年比では5.0%増となる。
2019年は0.3%減。11年以来の減少となった。18年は3.3%増加していた。
12月は民間部門が0.1%減。11月は0.6%増加していた。
工場や鉱業設備などを含む非住宅建設が1.8%減少し、18年11月以来の低水準となったことが重しとなった。前月は0.5%減少していた。
住宅建設は1.4%増。伸び率は前月の1.5%からやや鈍化したものの、住宅ローン金利の低下が住宅建設の支援要因となっている。
公共部門は0.4%減。前月は1.0%増加していた。州・地方政府は0.6%減。一方、連邦政府は2.1%増加し、12年12月以来の高水準となった。11月は州・地方政府が0.9%、連邦政府が1.7%、それぞれ増加していた。
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